森の恵みをたっぷり飾って、クリスマスを迎えましょう
こんにちは。
東京の森、檜原村に暮らす千代子です。
12月に入り、お山もグッと寒さが増してきました。
朝晩はすっかり冬模様。分厚い氷や霜も降りはじめました。
踏んでも割れない厚い氷
葉っぱにびっしり降りた霜
気がつけば、今年もあと1ヶ月を切り、クリスマスや年末まであとわずかとなりました。
やる事は山ほどありますが、忙しくても癒しの時間は必要ですよね?
ついつい気ぜわしくなりがちな師走ですが、忙しい時間の合間にお茶を飲みながら、自然の素材を使ったクラフト作りで気分転換などいかがでしょうか?
という事で、今回は“森の恵み”を使ったクリスマスリースの作り方を紹介したいと思います。
ちよこ流★森のクリスマスツリーの作り方
まずは道具と材料を準備します。
左からハサミ、麻紐、ヒバの葉、スギの葉、ヒノキの葉、その他、いろいろな葉っぱを揃えましょう。
スギの葉でベースを作っていきます。
2本のスギの葉を
1本になるようにずらして重ねて
麻紐で結びます
次に作りたい大きさに合わせて枝を曲げて円を作ります
重なった部分を麻紐で結んで固定します。
(結び目が裏面にくるように結びます)
残った部分も円になるように麻紐で固定します。
(手で形を整えます)
(数カ所を麻紐で結び、固定しました)
(後ろから見たらこんな感じ。余った紐はカットします。)
ベースができあがりました!
このベースにボリュームを出すために他の種類の葉をさしていきます。
右上にヒノキの葉をさしました。
全体のバランスを見ながらさしていきます。
グッとボリュームが出ました。
いろんな種類の葉があった方が動きが出て楽しいので、バランスを見て“ヒバ”もさしていきます。
ポイントにナンテンの葉をさしてみました。
これだけでもグリーンたっぷりの素敵なリースになります。
シンプルなのでオールシーズン飾れますね。
今回はクリスマスが近いので、色々な秋の実なども飾り付けていきます。
ささりやすい素材はそのままさしていきますが、松ぼっくりなどはグルーガンを使うと簡単につけることができます。
(松ぼっくりや、アジサイのドライフラワー、赤い実のサンキライなどの“森の恵み”、それからお家にあるシナモンスティックやスターアニス、コットンフラワーなどをあしらっても可愛く仕上がりますよ!)
アンティークカラーで優しい雰囲気に仕上がりました!
リース作りはワイヤーを使って作るものが多いのですが、私はできるだけ天然素材を使いたくて麻紐で結ぶ作り方をしています。
グルーガンを使わなければ、全部土に還る素材ですから環境に優しいリースになりますね。
FSCの森のスギやヒノキを使えばよりエシカルです。
ご自宅でのリース作りはもちろん、機会があれば、ぜひ檜原村で「FSCの森の木」を使ったリース作りも体験していただけたら嬉しいです。
実際に体験した方々のレポートはこちら↓
http://shitte-erabo.net/event/2861/
飾り付けの素材やアレンジの参考にもなりますよ!
※この時期の杉には花の蕾みがついてる枝があり、中には成長が早く花粉が出てしまうものもあります。
アレルギーの方はどうぞご注意ください。また、蕾がついていない枝や他の素材を利用するようにしてくださいね。
「ちよこ」こと、田中千代子さんプロフィール
東京都檜原村在住。男の子2人のお母さんで、夫である田中惣一さんは江戸時代初期から続く林業家の15代目。2012年にFSC森林認証を取得し、森を活かしながら守る“これからの林業”の在り方を模索しています。千代子さんもまた、もともと好きなクラフトや料理に森の恵みを活かす暮らしを実践中。そのヒトコマを季節の「森だより」としてお届けします。
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