2018.2.28

第9回  FSCの森の”霜活”☆雪や氷が作り出す造形美にうっとり!

儚い美しさを見つける「霜活」で寒い冬の朝も楽しみに!

皆さん、こんにちは。
東京の森、檜原村に暮らす千代子です。

2月下旬ともなると、地域によっては寒さが峠を越えたところかもしれません。しかし、東京都の西の端にある檜原村では、先日の大雪で積もった雪が日陰に残っており、朝晩は真冬さながらの寒さが続いています。

特に今年の冬は寒さも厳しく、村にある「払沢の滝」も100パーセント氷瀑し、観光客で賑わっていました。

氷瀑した払沢の滝

普段見る姿とはまた違って幻想的な姿になっています。まるでアート作品のよう。

ついつい大きな滝に目が行きがちですが、周りを見渡すと小さな冬のアートがあちらこちらに見つかります。

息子は小さな発見の名手!私も一緒に探します。

落ち葉が挟まった氷は、ピストルのような形。

「わ!氷のピストルだ!」と、息子が喜んで遊び始めましたが、あまりに冷たすぎたよう。すぐに放り出していました(笑

凍った川で小さな氷結アート探し

家の側を流れる川も今年は端が凍りつきました。カチコチに凍って、スケートリンクのよう!

恐る恐る、はじっこに乗ってみました。

凍った川面をよくみてみると、美しい氷の結晶がいろいろ見つかりました。

波打った感じがそのまま氷に。

激しい流れだったことがわかります

トゲトゲがまるで雪の結晶みたい!

小さな氷柱も見つかりましたよ。

下から見上げると

こんな風に見えます。鍾乳洞みたい!?

近づいてよーく見ると…

キラキラ輝いて、ガラス細工のようですね。

雪が降った日は、格好の霜活日和☆

今年も檜原村は雪が降りました。例年に比べてちょっと多めです。

森の木々も寒そう。

道路にも降り積もり、運転が大変そうです。

でも、そんな雪の日には、普段は分からない動物達のサインを観察できるんです。

わかりますか?これは動物達が残した足跡で、「フィールドサイン」といわれるものです。
普段日常的に行き来している道路が、実はたくさんの動物達の通り道になっていることがわかって、ちょっとびっくり!

達人になってくると、動物の種類はもちろん動物の動きまでフィールドサインから読み取れるそうです。

そして、もっと小さな世界に眼を向けると、小さな葉についた粉砂糖のような霜が!

まるで砂糖細工のような繊細さ。

拡大してみると、霜がつぶつぶの結晶になっていることがわかります。

葉っぱの縁にはレースのフリルのようについています。

葉脈を避けて綺麗におめかし

葉っぱに生えた細かい毛に付着して、模様のよう。

そして、車のフロントガラスには、こんなに美しい結晶が残っていました。


寒い寒い今年の冬でしたが、大きな滝の氷瀑から、小さな小さな氷の結晶まで、自然のアートを堪能することができました。

とっても寒がりの私。冬は冬眠していたいくらいですが(笑)、雪や氷の凛とした美しさに魅了されて、冬も悪くないなと思うのでした。
冬もあとわずか。皆さんも、ぜひちょっぴり早起きして、「霜活」をやってみてくださいね。


「ちよこ」こと、田中千代子さんプロフィール

東京都檜原村在住。男の子2人のお母さんで、夫である田中惣一さんは江戸時代初期から続く林業家の15代目。2012年にFSC森林認証を取得し、森を活かしながら守る“これからの林業”の在り方を模索しています。千代子さんもまた、もともと好きなクラフトや料理に森の恵みを活かす暮らしを実践中。そのヒトコマを季節の「森だより」としてお届けします。

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