2021.9.14

Afternoon Teaとのコラボで誕生!サステナブルな暮らしをテーマにした戸建てブランド

Lib Work×アフタヌーンティー「Afternoon Tea HOUSE」

 
ライフスタイルブランド「Afternoon Tea」を擁する株式会社サザビーリーグと、熊本県の注文住宅・不動産販売会社である株式会社 Lib Work(リブワーク)が、共同で開発した戸建て住宅ブランド「Afternoon Tea HOUSE」。「Afternoon Tea」らしいナチュラルなデザインに加えて、「サステナブルな暮らし」をコンセプトにFSC認証の木材や壁紙など、環境に配慮した建材や内装などを多く採用していることも魅力です。その開発の経緯や背景などについて、LibWork 代表取締役社長の瀬口 力さんにオンラインでお話を伺いました。 

お話しを伺った方

Lib Work 代表取締役社長 瀬口力さん
株式会社 Lib Work 代表取締役社長
瀬口 力さんさん
緑豊かな熊本・山鹿から、サステナブルな家を提案していきたいと思っています。
 
 

日々の暮らしに、ゆとりある豊かな時間をもたらす家

Afternoon Tea HOUSE」は、サザビーリーグのライフスタイルブランド「Afternoon Tea」とLib Workのコラボレーションで誕生した、戸建て住宅。Afternoon Teaらしいデザインやテイストはもちろんながら、あえて「サステナブル」を一番のコンセプトに掲げているのが大きな特徴です。

具体的には、FSC認証の木材や壁紙の積極的な利用をはじめとして、建材や内装などに環境に配慮した材料・部品を多用した家づくり、エネルギー効率よく全館を快適に保つ断熱・空調システムなど、暮らし続ける中でも環境負荷を低減するような配慮がなされています。そうした「サステナブル」への関心の高まりの他、リモートワークを意識したプライベート空間の配置や、オリジナルの木製テーブルを囲んだダイニング一体型キッチン、ゆったりと広めにとったリビングやウッドデッキなど、”Afternoon Tea”の本場である英国での暮らし方をモデルに、新しい価値観や暮らしへのニーズにもきめ細やかに応えています。

アフタヌーンティーハウス
アフタヌーンティーらしいナチュラルな空間が広がる

「以前、サザビーリーグが三菱地所とコラボレーションしたマンションの話を聞き、戸建てで展開されるなら、ぜひご一緒させていただきたいと提案に伺ったんです。「『Afternoon Tea』ブランドが大切にしている『日常のなかのこころのゆとり』は、住む方が楽しく快適に過ごせることはもちろん、地域や地球環境への配慮も意識して初めて得られます。そうしたサザビーリーグさんのお考えと、私たちが目指すサステナブルな家づくりと思いが一致して、コラボレーションに至りました」(瀬口さん)

Lib Work 代表取締役社長 瀬口力さん
Lib Work 代表取締役社長 瀬口力さん

コラボのきっかけは「提案したいライフスタイル」への共感

「Afternoon Tea HOUSE」のコンセプトである”サステナブルな家”の企画、設計において指標としたのが、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)でした。

もともとLib Workでは、「サステナブルな家づくり」を通じて、SDGsの「11:住み続けられるまちづくりを」、「12:つくる責任つかう責任」、「13:気候変動に具体的な対策を」「15:陸の豊かさも守ろう」、「17:パートナーシップで目標を達成しよう」の実現に貢献することを宣言しています。

SDGs
取り組みの指標となった「SDGs」は
2015年9月の国連サミットで定められた国際目標。

「事業活動はもちろん、働き方や地域への貢献など、会社全体でのSDGsをベースとした様々な取り組みを進めていますが、『サステナブルな家づくり』も重要な取り組みの1つと位置づけています。そこで、様々な材料や部品について検討しながら、調達先の選定や施工のノウハウを蓄積していきました。

たとえば、数はまだ少ないものの、環境負荷の低い無鉛樹脂素材のサッシ、リサイクル古紙を使用した断熱材など、様々なサステナブルな材料・部品があり、『Afternoon Tea HOUSE』にも採用しています。波佐見焼などの半磁器・陶器についても、見た目がいいだけでなく、天然の土を原料とし、廃棄後も石油由来の樹脂などに比べ、自然環境への負荷が低いことから採用を決めました」(瀬口さん)

そして、FSC認証制度や材についても知ることとなり、特に『Afternoon Tea HOUSE』については、サザビーリーグとの縁のあった宮崎県諸塚村でのFSC認証材の取り組みも知りました。

「諸塚村は同じ九州ということもあって親近感もあり、素晴らしい取り組みだと思いました。残念ながら、今回は要件が合わず使用は見合わせましたが、いつかご一緒できればと思っています。もう一つ、FSCのつながりで北海道のナラ材なども紹介され、そちらは床材に採用する予定です。せっかくのFSC材ということもあり、幼児用の木製玩具にも使われる自然塗料を使用するなど、加工にもこだわった製品を選びました」(瀬口さん)

左から、FSC認証材のドア、波佐見焼の手洗いボウル、環境負荷の低い無鉛樹脂素材のサッシ

そして、家の顔ともいえる玄関ドアにもFSC認証材を使った製品を、そして壁紙にもFSC認証紙を採用しています。いずれもパートナーである調達会社に、「サステナブルな材料や部品を探してほしい」とリクエストし、紹介されたものだといいます。

「『家づくり』に関するFSC認証材・紙について改めて意識してみると、想像以上に様々な製品に採用されていることに気が付きました。それも製造時だけでなく、住んでいる時も、そして壊して廃棄する時までも環境負荷を意識して作られています。たとえば、今回採用したFSC紙の壁紙は張替え時には上から塗り直しができ、廃棄物の削減にもつながるんです」(瀬口さん)

FSCの床材
なめらかで美しい
無垢の木を用いたフローリング
塗り壁のようなテイストの壁紙もFSC認証
塗り壁のようなテイストの壁紙もFSC認証

カーボンフットプリントを指標に「サステナブルな家」の価値向上へ

SDGsやサステナブルな家づくりへの取り組みは、「Afternoon Tea HOUSE」を経て、さらに進められる予定です。そうした取り組みのきっかけとなったのは、20年前、2代目である瀬口さんの代表取締役の交代でした。

「Lib Workは創業以来、注文住宅を中心に戸建ての企画・販売を手掛けてきました。大学院生だった20年前に事業を引き継いだのですが、当時から業界の古い価値観や仕組みに違和感を感じており、就任直後からインターネットやVRなどのデジタルテクノロジーを活用した集客・提案などに力を注いできました。環境配慮についても、十数年前から「エコアクション」を掲げて社内にSDGs推進委員会を立ち上げ、様々な取り組みを推進しています」

その中でも、近年特に意識しているのが、「カーボンフットプリント」という考え方だといいます。商品の原材料の調達から生産、流通、使用、廃棄・リサイクルまでのプロセス全体で排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して示すというものです。

「カーボンフットプリントを”家”でやってみようと考え、材料ごとのカーボンフットプリントの値を出し、それを積算して1棟あたりの値を算出する取り組みを開始しました。とはいえ、未だ業界でも方法が確立されていないため、まずは算出基準の策定から始め、数年で現状を把握することを当面の目標としています。また、販売した住宅への太陽光発電パネルの設置などクリーンエネルギーの活用にも取り組み、パートナー企業との連携でパネルの設置率を2020年の22%から2025年には80%以上に引き上げることを目標としています。屋根の上を活用してCO2排出量ゼロのエネルギーを生むという、”家”が環境保全に貢献できる方法として期待しています」(瀬口さん)

さらに将来的にはこうした数値をお客様に示して選択いただく仕組みをつくり、CO2排出の削減だけでなく、太陽光発電の普及や森林保全活動なども含め、取り組み全体で「カーボンゼロ」にすることも構想しています。

FSC認証製品の充実に期待。連携して「サステナブル」を広げていく

多彩な方法で「サステナブルな家づくり」を推進する中で、FSC認証材の活用についてはまだ課題を感じ、特に情報不足を感じているといいます。

「今回は、パートナー企業の方にFSC認証製品を紹介いただきましたが、それでも情報の入手が難しい状況にあります。そこで、今回はすべてFSCというわけではなく、出どころの明らかな国産材、外国産でも認証材など、”サステナブル”を担保するという基準で採用しました。その中で改めて感じるのが、トレーサビリティができない外国産材の流通量の多さです。中には違法伐採の恐れがある材も含まれているかもしれません。それが、FSC認証製品のような安心して使える選択肢が広く知られれば、業界で使用する量や種類も増えていくのではないでしょうか。そのためにも、私たちもお客様に「家もサステナブルが気持ちいい」という世界観、価値観を広く伝えていきたいと思います」(瀬口さん)

今後、「Afternoon Tea HOUSE」のお客様へのプロモーションについては、2021年9月に大分県、10月に千葉県にて、モデルハウスを公開する予定で準備を進めており、パンフレットやWebサイトも同タイミングでオープンの予定です。InstagramなどSNSもスタートし、はじめは「Afternoon Tea」のファンの方に向けて、インフルエンサーなどを活用して展開していく予定です。

「これらのプロモーションがスタートすれば、お客様の反応も一定返ってくると考えていますが、決して即効的な反応があるとは考えていません。それよりも、じっくり検討して選んでくださったお客様の『ゆとりある豊かな暮らし』を育む家をしっかりと提供することで、『サステナブルであること』が家づくりの大切な指標として広がるよう、末永く愛されるブランドとして育んでいきたいと思っています」(瀬口さん)

一生で最も大きな買い物と言われ、多くの時間を過ごすことが多い「家」。気持ちよく暮らすための家づくりにおいて、FSC認証材を含め、「サステナブルであること」を指標することが、当たり前になる日も近いかもしれませんね。

アフタヌーンティーハウス

Lib Work
株式会社 Lib Work
熊本県山鹿市鍋田178-1
https://www.libwork.co.jp/

RELATED POST関連記事