FSCの森・木を活かす人

2017.10.23

丸太が木材として生まれ変わる!自分たちで切り出したFSCの木材でカレンダーをつくる<後編>

毎年作成しているオリジナルのノベルティカレンダーの台座部分の材料確保のために、三菱製紙グループの社員自らFSCの森にやってきました。通常は営業や総務などの仕事に取り組んでいますが、この時は慣れない作業着に身を包み、前編では伐採のお手伝いに奮闘し、のこぎりやチェーンソーも体験しました。後編では、切り出された丸太を木材にするまでの過程を見学。ここでも“森を活かす”方々のワザを間近で見ることができました。<前編はこちら
 

 

クレーンで丸太を吊り上げ、トラックで製材所へ

 
FSCの森で30年を過ごし、切り出されて枝葉を落とされ、「丸太」となったアカマツの樹。木材として加工するためには、製材所に持ち込む必要があります。
 
まずは、クレーンで吊り上げ、迎えにきたトラックに積み込みます。昭和の初めくらいまでは、人力や馬で運ぶこともあったとか。とても信じられません。
 

試しにもって見ると、「うーん、重い!!」。

 

リモコンを扱う人と、荷台の人の息があってこそ、安全な作業が可能になります。

 

 
積み込まれた丸太は16本。それ以外に栗の丸太も混載されていますが、緑色の目印がついているのでFSC認証材以外と混じる心配がありません。
 

太いのと細いのといろいろ。どれもFSC認証材です。

 

みんなが見守る中、製材所へ向けて出発です。

 

昆布?のような帯ノコで、丸太から材木へと加工

 

製材を行なうのは、白河市内にある「みなみ製材所」。FSCのCoC認証を持つ三菱製紙の外部委託先として、加工を行ないます。
 
作業所の敷地には、たくさんの木材がごろごろ!しかし、先に到着していたFSC認証の丸太は、他の木材と混じらないように1カ所に集められて囲われています。
 

「FSC作業中」のコーンで囲われて特別扱い。

 

フォークリフトで1本ずつ運んでいきます。

 

丸太から木板をどう切り出すか、印をつけます。

 

こちらが木材に加工するための「帯ノコ」。まるで昆布のような太さで、ちょっと怖い…。

 
いざ、電動帯ノコでカットしていきます。帯ノコが高速で回転し、木屑が煙のように宙に舞う中、まるでチーズでも切るかのように、すーっと切れていきます。

 

手前側から見たところ。オレンジ色の機械が巨大な「帯ノコ」です。

 

 
手前から、木材を投入していくと…。
 

 

こうやって、何度か往復させると、板がきれいにカットされて出てきます。

 
カットされた木材からは香りが漂い、まだほんのり湿っていて、樹が生きていたことを感じさせます。
 
こうして森に生えていたアカマツの木は、木材となりました。実際に製品の大きさにカットされる前に乾燥させ、歪みなどの確認をします。場合によっては、製品となる「取り分」が減ってしまうこともあるそう。しかし、「木という素材を活かすのはとても難しいですけれど、それが面白さであります」と製材所の鈴木さん。「ぜひ、自然と人とが育んできた木材という素材の温かみを感じてもらえれば嬉しいですね」。
 


触ってみると、しっとり。

 

木目がキレイ!ところどころに節があるのも、枝の存在を感じさせます。

 
今回の伐採体験&製材見学を通じて、「森や木を活かすという実感が湧いた」「人の手が入ることで成り立つ森の豊かさを感じられた」「伐採された木がふたたび生まれる瞬間を見られてよかった」と、それぞれが“何か”を感じとった様子。エコシステムアカデミー室長の長田さんも「これからも多くの方に実際に森に来ていただいて、木という『森のめぐみ』について体験してもらえたらと思います」と語ります。
 
エコシステムアカデミーでは自治体や教育機関、企業などと連携して、こうした自然学習を不定期で開催しています。
 

 

エコシステムアカデミーの情報はこちらから

 
なお、木材からさらにカレンダーの台座になって、届けられるのは10月頃になるそう。今回伐り出したアカマツを台座に使ったFSC認証紙のカレンダーのプレゼント企画を予定しています。Facebookでご案内しますので、どうぞお楽しみに!

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