ちよこの森だより

2017.6.24

第6回  FSCの森で魔女気分☆薬草セルフケアで夏を快適に!

「へびいちごのチンキ」をつくってみませんか?

 

豊かな自然に囲まれた森の暮らし、夏になれば生き物の活動も活発になり、人間にとっては厄介なブヨや蚊なども増えてきます。できるだけ刺されないように気をつけながらも、ちくっと刺されてしまったら、自然の力を借りて治すのが「ちよこさん流」。ナチュラルケアの材料になるのは、なんと食べるとシブくて、何の役にも立たなそうな(?)ヘビイチゴ! 見た目もかわいいし、ぜひ、今年の夏は試してみてはいかがでしょうか。他にも、続々と夏の暮らしに役立つ薬草が登場します!

 

 

●気温の上昇とともに森もイキイキ!イヤなヤツらも元気に登場

 

こんにちは!東京の森で暮らすちよこです。
 
6月にもなると、檜原村でも日中はかなり気温が上がって来ました。でも、日差しはギラギラと強いけれど、森から吹く風は冷んやりと爽やかで、本当に気持ちの良い季節です。

 

 

子ども達と川辺で涼をとる休日は至福のひと時…なのですが、野外で過ごすとやっかいな“アイツ”がそろそろ出てくる季節でもあります。

 

それは、そう!蚊やブヨなどの“刺す”害虫!!

 

虫に刺されると痒くて痒くてたまりませんよね。子ども達は掻きこわしてしまうこともあって、夏はほんとうにイヤな存在です。

 

檜原村は自然が豊かで住みやすい村ですが、当然ながら人間にとって歓迎できない生き物もたくさんいます。できるだけ蚊やブヨには刺されないように注意したいものですが、刺されてしまった時も、森のパワーを借りて治してしまいましょう!

 

という事で、今回は魔女気分で楽しむ♪「夏に役立つ、薬効を持つ植物たち」を紹介します。

 

●虫さされに効果バツグン!「ヘビイチゴのチンキ」

 

まずは私が子どもの頃から使っていた、こちらからご紹介。

さて、これが何だか分かりますか?

 

 

正解はヘビイチゴの「チンキ」です。

 

 

ちょっとジメッとした場所に生えている、ヘビイチゴの赤い実をたくさん採って…。

 

 

ザッと洗って乾かします。

 

 

焼酎と一緒に瓶に入れます。

 

 

最初は真っ赤な実も1日たつとこの通り、茶色に変化します。
このまま1カ月ほど漬け込み、実をザルで漉してから瓶に入れて保存します。

 

 

このチンキは虫刺されや痒みに効き目があります。蚊などに刺されたら、コットンを浸してお肌にパックすると腫れと痒みが和らぐんですよ。

 

このチンキは私の母が毎年作ってくれた思い出の薬。小さな頃は、市販の虫刺されの薬を使った事がありませんでした。自分も母になった時に、小さな頃を思い出して、子ども達のために初めて作った薬がこれです。私が薬草などに興味を持ち。自然の恵みを活かした生活に強く魅力を感じる事になったきっかけの一つと言っても過言ではありません。

 

●他にもあります!虫さされによく効く薬草いろいろ

 

虫刺されには他にも色々な植物に薬効があります。例えば皆さんご存知のドクダミ。あの独特の香りの成分が虫刺されにも効くそうで、生葉を揉んで刺された場所につけると痒みが和らぎます。

同じく生葉を揉んでつけるのは、フキも有効です。生の葉を揉んでつけるだけでいいので、特に薬が手元にない時に、気軽にその場で調達できれば便利ですね♪

 

 

お散歩中に見つけた大きなフキを傘にしています

 

フキには抗菌作用があるため、西洋では「Butterbur バターバー」といって昔はバターを包むのに使われていたそうですよ。

 

さて次は、女性はみんな気になる、夏の強い日差し&紫外線によるお肌のダメージをケアできる、こちらです。

 

 

そう、ユキノシタです。ユキノシタには有名な美白成分「アルブチン」が含まれているんです。シミの元になるメラニンの生成を抑える働きがあるそうです。

 

これから野外で強い日差しを受ける事が多くなるシーズンですから、是非とも取り入れていきたいですね!
という事で、ユキノシタチンキも作り、化粧水のオプションにしてみようと思います。

 


葉っぱを収穫〜〜(真ん中がユキノシタです)

 

それからこちら!

 

 

スイカズラもこの時期に甘い香りの花をつけて楽しませてくれるのですが、こちらも肌を美しくする効果があるそうです。こちらは乾燥させて必要な時に煎じて使おうと思います。汗疹にも効果があるそうなので、子供達の夏のスキンケアに使ってみようかな。

 

(今回紹介したのは全て自然の物ですが、アレルギーなどお肌が敏感な方もいらっしゃるので、使う前にはテストをして下さいね。)

 

身近にある植物達にスポットライトを当てると、沢山の魅力的な力を秘めている事が分かります。私にとって、森は宝物で溢れています。まだまだ勉強不足ですが、今まで知らなかった植物のパワーを学ぶ事も楽しみの一つになっています。

 

それに薬草を使ってのセルフケアは何だか「魔女の宅急便」のキキのお母さんになったような気分です。
小さな頃にちょっぴり憧れた魔女に近づくため、日々研究を頑張りたいと思います。

 


 

「ちよこ」こと、
田中千代子さんプロフィール

 


 
東京都檜原村在住。男の子2人のお母さんで、夫である田中惣一さんは江戸時代初期から続く林業家の15代目。2012年にFSC森林認証を取得し、森を活かしながら守る“これからの林業”の在り方を模索しています。千代子さんもまた、もともと好きなクラフトや料理に森の恵みを活かす暮らしを実践中。そのヒトコマを季節の「森だより」としてお届けします。

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