FSCマーク製品ものがたり

2014.3.28

FSCマーク製品ものがたり

  • 「いい素材は、豊かな自然環境から」の思いのもとに
  • 森永乳業「『MOW』パッケージ」
クリーミーな食感とミルクのコクで大人気の「MOW(モウ)」。パッケージを裏返してみると、原材料表示などと並んで「FSCマーク」がしっかり記載されています。様々なところで購入でき、子どもから大人まで幅広い層に支持されていることもあり、「MOW」に「FSCマーク」があることに気づいたという人も多いはず。独特な形をしたパッケージにどんな思いが込められているのか、森永乳業株式会社に伺ってきました。

お話しを伺った方

森永乳業株式会社
第一営業本部 冷菓事業部 冷菓マーケティンググループ リーダー
宇田川史郎さん
サッカー少年だった頃から、大のアイスクリーム好き。現在も、仕事として日に10種類以上も試食することもあり、さらに業務終了後にも食べようとして同僚に驚かれたことも。「MOW」のお気に入りフレーバーは、ミルクのコクがダイレクトに味わえる「濃厚ミルクバニラ」。少し溶かしてジェラート風に練って食べるのがおすすめとのこと。

「素材を活かしたアイスクリーム」が起点となって

MOW」の開発コンセプトは、質の高い乳原料など素材の味を活かしたカップアイス。厳選された素材の味わいがしっかりと楽しめるのが特徴とか。たとえば一番人気の「濃厚ミルクバニラ」なら、乳製品、水あめ、砂糖、卵黄、香料という、シンプルな5つの原材料のみでできています。

 

IMGP3574

 

素材の持ち味をシンプルに活かしつつ、濃厚な味わいが人気の「MOW」

 

「『MOW』が発売された2003年当時、この価格帯のアイスクリームとしては画期的なコンセプトでした。もちろん乳業について長い歴史を持つ当社としても、良質な素材を大量に継続的に確保するのは容易いことではありません。そして、製品づくりを通じて『おいしい素材は健全な自然環境下で育まれる』という、ごく当然ながら大事なことへの気付きにつながっていったんです」

 

森永乳業では、原乳の生産者である酪農家とのつながりを大切にしています。その絆の中からも、『MOW』では、自然環境を守ることの重要さを意識するようになるのは自然なことだったといえるでしょう。

 

森永乳業担当者のお二人

 

「おいしい牛乳が生まれるのは、きれいな水や空気を育む豊かな自然があってこそ。そんな環境を守るためにも、企業活動においても環境負荷を減らすことを考えなければなりません。そこで森永乳業では、工場の省エネルギー化や用水の有効活用、容器のリサイクルなど多面的な環境対策に取り組み、包材開発においても様々な工夫を行ってきました」

 

資源の有効活用から、積極的な森林保護支援へ

2008年にはスリーブ(紙パッケージの部分)を古紙100%の再生紙に切り替え、追って2010年からFSC森林認証紙を採用しています。そのきっかけとなったのが、WWF(世界自然保護基金)とのタイアップにより2009年に実施したキャンペーンでした。

 

宇田川さん

 

「キャンペーンは大成功を収めたのですが、私たちにとっても大きな示唆を得る機会となりました。世界の環境問題に精通したWWFの方と様々な話をするうちに地球の森資源が深刻な危機に瀕していること、そして資源を有効活用するだけでなく積極的に森林保護を行う必要があることを改めて実感しました。その中で、環境を保護しながらサステナブルな森林活用を支援する『FSC森林認証紙』を紹介されたのです」

 

FSC認証紙の採用に関しては、もともと包材の環境配慮を推進していたこともあり、より環境に配慮する素材としてスムーズに置き換えが実現しました。色や写真などの再現性を調整し、2010年に新パッケージとして登場することとなりました。

 

森の大切さをもっと身近に感じてもらいたい

FSC森林認証紙を採用した新しいパッケージには、FSCマークとともにその取り組みを紹介する文章が入っています。

 

「企業として環境配慮を行うだけでなく、『一緒に森を守っていこう』というメッセージも届けたいと思っています。現在、ファンコミュニティ『MOW CLUB』」への登録者は1万4000人を超えました。それを見ても、多くの方が『MOW』を支持してくださっている。そんな皆さんに森を守る大切さを知っていただければ、大きな力になると思うんです」

 

FSCマーク

 

原材料などとともに「FSCマーク」の説明もしっかり入っています

 

そうした思いのもと2012年には、日本各地の森林保護活動を支援する「MOW(モウ) “日本の森を守ろう”キャンペーン」を実施。抽選で景品が当たるだけでなく、応募によって売上の一部を支援金として日本の森林保護活動に募金する「ドネーション(寄付つき)キャンペーン」として注目を集めました。

 

キャンペーン

 

2012〜2013年に行われた「MOW(モウ)“日本の森を守ろう”キャンペーン」

 

「こうした取り組みは、継続してこそ大きな力になっていくと思います。さらにFSCについてどうやって知ってもらうか、森を守るために何をすればいいのか、次の方策が目下の課題です。原料の生産者やお客さままで、多くの方々とともに考えながら、「MOW」としてできることに取り組んでいきたいと思っています」

森永乳業株式会社
〒108-0014
東京都港区芝五丁目33番1号
http://www.morinagamilk.co.jp/corporate/csr/

記事が気に入ったら友達にシェアしよう!

Recomment post Recomment post おすすめ記事

Recomment post おすすめ記事